『でも・だって・どうせ』を使わない。
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前職の営業マン時代に社長に言われた言葉です。いきなり3D映像を封印すると言われてもなんの事だか分かりませんでしたが・・・
この『でも・だって・どうせ』の頭文字からとった言葉でした。
社長はこの3つの言葉を使ってしまうと今の自分の可能性を潰してしまうだけでなく、次やろうとしていることやアイデアも実行できなくなって行動を起こせないどんどん小さな人間になってしまうと言っていました。
世間的にはブラック企業と言われてもおかしくない会社(現にブラック)でしたが、私は社長の言葉を聞くのはとても好きでした。
それまで結構自由にやってきちゃった世間知らずな私にとって社長の言葉は人生の先輩のとてもありがたい金言でもありました。
ひねくれた考えをすれば「言い訳をするな」と思えるこの3Dですが、それはそれで正しいとも言えます。
言い訳というのは本当に簡単です。言い訳は自分に対しての甘えに容赦なくつけ込んで出来ない理由を正当化させてきます。
出来なくて当たり前。当然。だからやらなくてもいい。という風にどんどん自分を甘やかします。
デブ革命に相談メールを送ってくる方もいらっしゃいますが、約7割が相談という皮を被った愚痴と言い訳の塊メールです。愚痴ばかりになってしまう気持ちもわかるのですが・・・
どんなに愚痴ろうが言い訳しようが絶対体重は間違いなく減らないんですよね。
言い訳して痩せるんなら世界中の肥満は解消されますよ。あなたはでも・だって・どうせは使っていませんか?当然私もみなさんも人間ですからいつもバリバリ全開という風にはいかないでしょう。
疲れてしまったり、悩んでしまう事もあるでしょう。でもこの3Dがクセになってしまっている人は自分の事ですから真剣に考えたほうがいいですよ。この3Dに囚われると・・・
実はもう1つ『3D』が存在する。
そんなこんなで3Dを封印された私たち営業マンに社長は続けてこう言いました。
『でも・だって・どうせ』と自分が出来ない理由を探すのではなく、『だったらどうすれば出来るか』というポジティブ3Dを考えろと言うんです。
とみんなが心の中で総ツッコミしましたが、たしかに出来ない理由を探して自分を正当化させているよりだったらどうすれば出来るか?を考えていたほうがよっぽど建設的だと妙に納得できました。
それから慣れないポジティブ3Dを自分なりに考えて行動してみたら、その時の私はポコポコと契約が取れて過去最高の個人成績を出すことができ、店舗売上も目標を達成できました。
いつもだったらこのお客さんはこういう理由があるから契約は取れないなとやる前から諦めていたのに、いやもしかしたらこうすれば可能性はあるぞ!みたいな思考で挑んだら自分で自分を褒めたくなるような結果になりました。
新店舗の主任になって店舗の売上も上がらず個人成績も芳しくなかったその時の私にとってこの3Dには本当に救われました。
ああ、自分はやれば出来るんだなと気づき、帰りの電車の中で泣きそうになったり、ニヤニヤしたり情緒不安定全開でいたら、向いの席のカップルが気味悪そうにこっちをみていたのは懐かしい思い出。
みんなもネガティブな事を考えて自分が痩せない理由を探す時間があったら、『だったらどうすれば出来るか』を考えた方がよっぽどダイエットに効果的だと思います。
そしてこの考え方はダイエットだけでなく、自分の人生すべてに関係してくると思います。
だれだってネガティブな人生よりポジティブな人生のほうがいいでしょ?そういう話です。